子どもの進学が近づくと、入学金、制服代、教材費、塾の一括費用など、複数の支出がほぼ同じ時期に集中します。ひとつひとつの金額は事前に分かっていても、「全部重なったときに家計が持つかどうか」は、個別に見ているだけでは分かりにくいものです。
前提条件
- 現在の現金: 180万円
- 生活費(固定費+変動費): 月24万円
- 生活防衛資金ライン(3ヶ月分): 72万円
- 進学予定の支出: 入学金30万円(3月)、制服・教材費15万円(3月)、塾費用一括10万円(4月)
支出が重なる月の残高を確認する
3月は入学金と制服・教材費が重なり、合計45万円が一度に出ていきます。試算すると、3月の残高は183万円、4月は塾費用一括10万円が加わってさらに減り179万円になりました。その後は通常の月次収支で回復していき、1年間を通じて防衛ラインの72万円を下回ることはありませんでした。
「重ねて入れる」ことで見える安心感
もしこれらの支出を「その都度考える」形にしていたら、3月に入学金と制服代の請求書が同時に届いて慌てる、という展開になっていたかもしれません。あらかじめ支出の時期と金額をまとめてシミュレーションに入れておけば、重なる月の残高がどこまで下がるかを事前に把握でき、慌てずに準備しておくことができます。
防衛ラインに余裕がなければ、前もって分散できる
今回のケースでは余裕を持って乗り切れましたが、もし3月の残高が防衛ラインを下回るような結果だった場合、選択肢はいくつかあります。塾費用の一括払いを分割に変更する、進学前の数ヶ月で先に現金を積み増しておく、あるいは支出そのものの優先順位を見直す、といった対応です。いずれも、支出が実際に発生する前に試算しておいて初めて選べる選択肢です。