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入門

固定費と変動費、どう分ければいいのか

厳密な正解はありません。ただ、分け方の基準を一つ決めておくと、試算の数字がぶれなくなります。

家計を入力するとき、最初に迷うのがここだと思います。スマホ代は固定費なのか、変動費なのか。美容院は。ジムの会費は。

先に言ってしまうと、この分け方に絶対の正解はありません。ただ、基準を一つ決めておくと後が楽になります。

判断の基準は「使わなくても出ていくか」

おすすめの基準はこれです。

その月に何もしなくても出ていくお金なら、固定費。 家賃、通信費、保険料、サブスクリプション。家から一歩も出なくても請求は来ます。

行動した分だけ出ていくお金なら、変動費。 食費、日用品、交際費、趣味の支出。使わなければ、その分は出ていきません。

この基準だと、ジムの会費は行かなくても引き落とされるので固定費です。美容院は行かなければ発生しないので変動費になります。

なぜ分ける必要があるのか

理由は2つあります。

ひとつは、減らし方がまったく違うからです。固定費は一度見直せば毎月効き続けますが、手続きが必要です。変動費は今日から減らせますが、毎月意識し続ける必要があります。同じ1万円でも、労力の質が違います。

もうひとつは、収入が減ったときの動き方が違うからです。収入が止まれば変動費は自然と絞れますが、固定費はそのまま残ります。だから固定費が大きい家計ほど、非常時に身動きが取りにくくなります。

迷ったら、固定費に寄せる

分類に迷うものは、固定費側に入れておくのが安全です。

理由は、この数字が生活防衛資金の計算に使われるからです。生活費として計上した金額の3ヶ月分、といった形で下限が決まるので、生活費を少なめに見積もると、下限も低く出てしまいます。

実際、月1万円のサブスクを入力し忘れただけで、自由に使えるお金は25万円ではなく29万円と表示されます。4万円ぶん、実際より多く使えることになってしまう。少なめに見積もる方が危険、というのはこのためです。

完璧に分けなくていい

とはいえ、1円単位で正確に分ける必要はありません。

この分類は誰かに提出するものではなく、自分の判断材料を作るためのものです。だいたい合っていれば十分に役に立ちます。迷った項目をどちらに入れたか覚えておいて、次に見直すときに直せばいい、くらいの気持ちで構いません。

大事なのは、毎回同じ基準で分けることです。前回は変動費、今回は固定費、と揺れると、去年と比べたときに何が変わったのか分からなくなります。

自分の場合はどうなる?

家計の状況を入力すると、今月自由に使えるお金が分かります。

自分の数字で試してみる